テニスの解剖学!6 ~胸筋群~
今回のテニスの解剖学は胸筋群です!
ストローク・ボレー・サーブにと大切な筋肉なので、テニスを行っている方はぜひ読んで見てください!
胸筋群とは?
胸筋群は大胸筋と小胸筋に分けられます。それぞれを見ていきましょう!
大胸筋
大胸筋は鎖骨・胸骨・腹直筋鞘から始まって、上腕骨大結節というところに着きます。
肩を内転・内旋させる動きに強くかかわります。
小胸筋
小胸筋は第3-5肋骨から肩甲骨の烏口突起という場所に着いています。
肩甲骨を前下方に引き、肩関節窩を下方に向けます。
要するに肩甲骨を前に傾けて、下に下げます。
下の画像を見てもらえると、小胸筋と大胸筋がどこから始まっているかがわかると思います。(大胸筋鎖骨部は写せませんでした(´;ω;`))
テニスのどこで役に立つ?
胸筋群はサーブやスマッシュ、フォアハンドストロークのフォワードスイングに特に働きます。特にフォアハンドストロークでは、高い打点になった時や手を伸ばして打つときに強くヒットするためにはこれらの筋群がしっかりと働くことが必要です!
トレーニング方法
腕立て伏せ
目的:大胸筋、小胸筋、上腕二頭筋の筋力強化
1.肩幅よりやや離したところに手をつき、つま先と両腕で身体を支えます。
2.ゆっくりと肘を曲げて、身体を下ろします。
3.そこからスピードを上げて身体をもとの位置に戻します。
腕立て伏せは最も一般的なトレーニングにですが、テニスにおける胸筋群のトレーニングとしては最適だと思います。
テニスは持久系のスポーツでもあるため、高負荷で少ない回数をやるよりは、腕立てを何度もやるほうがテニスの特性に合っていると言えるでしょう。
手の位置を少し上にしてみるなど、工夫をしながらやっていけるといいですね!
以上です!